高濃度のプロポリス
プロポリスは、ミツバチが集めた植物の樹液などを体液に混ぜて巣に塗りつけた塊が原材料です。一般的にアルコールで溶かしてプロポリスを抽出します。様々なプロポリス製品が販売されていますが、その中に「高濃度」と表示されているプロポリスがあります。
プロポリスの良し悪し
プロポリスの品質を判断する基準は、「原産地」と「濃度」です。原産地では、ブラジル産が最も良質と言われています。特にブラジルに多く生息するアフリカナイズドミツバチは樹液の採集能力に優れています。また、高温多湿の環境はプロポリスに欠かせないユーカリやアレクリンなどの植物が繁殖するのに適しています。さらに、政府が率先して品質を管理してランクづけしているので信頼性も高くなっています。もうひとつが成分の濃度です。濃度が低ければ効果も薄くなります。では、その濃度はどうような基準で決めるのでしょうか?
プロポリスの濃度
プロポリスの濃度を決める基準には、「BRIX値」と「乾性エキス濃度(W/V%)」2つあります。
BRIX値
光りの屈折率を利用して成分を計測する方法です。元々はショ糖を計測するための方法で、糖度とも言われます。プロポリスの場合はBRIX値で表示します。50%前後であれば高濃度と判断されるのが一般的ですが、この方法は1つの成分を計測するのには有効ですが、様々な成分が含まれているプロポリスの計測にはかなり難しさがあります。
乾性エキス濃度(W/V%)
プロポリスに含まれる固形分の割合を計測したのが、乾性エキス濃度です。単純に濃度が高いからと良質とは言えません。一般的に20%から25%が理想的な濃度と言われています。
高濃度=高品質とは限らない
「高濃度」という表示があれているから安心ではありません。何を基準に濃度を決めているかが重要です。一般的な商品ではBRIX値を基準にしているものが多く、数値をあげるために様々な成分を混ぜている場合もあります。本当に高品質なプロポリスなのか、原産地などを比較検討して選択することが必要です。
(参考)
プロポリスの濃度をチェック
http://photoswest.org/exhib/gallery5/aero.htm
良質なプロポリスの選び方
http://www.dive-movie.jp/ryousitu.html